絵本で子どもともっと笑顔に!
子どもと一緒に絵本を読む時間って、特別なひとときですよね。
赤ちゃんが笑顔を見せたり、絵をじっと見つめたりする姿を見ると「読んであげてよかったな」と思う瞬間がたくさんあります。でも、絵本の種類があまりに多すぎて、「うちの子に合う本ってどれなんだろう?」と迷うことも多いのではないでしょうか?
この記事では、0歳から5歳までの年齢に合ったおすすめ絵本と選び方をわかりやすくご紹介します。「こんな時期に、こんな絵本を読んだらいいよ」というヒントを交えながら、人気の絵本も一緒にチェックしていきますね。絵本選びに迷ったときの参考になれば嬉しいです*
この記事でわかること
- 0歳から5歳まで、それぞれの年齢に合った絵本と選び方のコツ
- 絵本を通じて子どもの成長をサポートするヒント
- ママと子どもがもっと絵本を楽しむためのアイデア
【0歳】「見る」「聞く」を楽しむ!赤ちゃん向け絵本の選び方とおすすめ10冊
0歳の赤ちゃんと絵本
「赤ちゃんに絵本を読んでも、まだ早いのでは?」と思うかもしれませんが、実はそんなことはないんです!0歳の赤ちゃんは目や耳の発達が著しい時期なので、色や音に敏感に反応してくれることも多いんですよ。絵本は赤ちゃんにとって「はじめての楽しいおもちゃ」みたいなもの。まだ言葉がわからなくても、ママやパパの声や絵本のカラフルな絵を通じて、少しずついろんな世界を感じ取っています。
この時期に絵本を読むことで、こんな効果が期待できます。
- 視覚の発達:色鮮やかな絵を見ることで目の動きを鍛えます。
- 聴覚の発達:ママやパパの声を聞きながら、音や言葉に自然と親しむことができます。
- 安心感を育む:親子で絵本を読む時間が、赤ちゃんにとって心地よいスキンシップになります。
特に0歳のうちは、「読む」というより「一緒に見る」くらいの感覚で楽しむのがおすすめです♪
0歳向け絵本を選ぶポイント
赤ちゃんが興味を持ちやすい絵本を選ぶには、こんなポイントを意識するといいですよ。
- はっきりした色使い:赤ちゃんはコントラストの強い絵が好きなので、明るい色やシンプルな形のイラストが最適です。
- リズミカルな言葉:繰り返しや音のリズムがある文章は赤ちゃんにも伝わりやすいです。
- 丈夫な素材:赤ちゃんは何でも触ったり舐めたりするので、ボードブックや布絵本のように丈夫な絵本が安心です。
0歳向けおすすめ絵本10冊
ここからは、私自身が実際に読んでみて「良かった!」と思う絵本や、ママたちの間で人気の絵本を厳選してご紹介します!
1. いないいないばあ(松谷みよ子)
赤ちゃん向け絵本の大定番。「いないいない…ばあ!」の繰り返しが楽しく、読みながら赤ちゃんの笑顔が見られる1冊です。
2. がたんごとんがたんごとん(安西水丸)
リズム感の良い文章が心地よく、赤ちゃんも夢中になれる絵本。「がたんごとん」という音の響きが赤ちゃんにもわかりやすいのがポイント。
3. おつきさまこんばんは(林明子)
夜空のおつきさまが主役の、優しく穏やかなストーリー。寝る前に読むのにぴったりで、読み終えたあと赤ちゃんが安心した表情をしてくれることも。
4. しましまぐるぐる(柏原晃夫)
ページいっぱいに広がる、しましま模様やぐるぐる模様が赤ちゃんの目を引きます。視覚刺激を意識した1冊です。
5. くっついた(三浦太郎)
動物たちが「くっついた!」と触れ合う様子が描かれた絵本。赤ちゃんと一緒に「くっついた!」と遊びながら読んでみてくださいね。
6. めくってばあ!(いしかわこうじ)
しかけをめくると動物たちが出てくる、しかけ絵本。赤ちゃんも夢中になってページをめくりたくなるはず!
7. あかあかくろくろ(かしわらあきお)
コントラストの強い「赤」と「黒」を使った絵本。赤ちゃんがじーっと見つめる反応が見られるかも。
8. ノンタンあそぼうよ(キヨノサチコ)
ノンタンシリーズはどれも人気ですが、この絵本は短い文章とかわいいキャラクターが特に赤ちゃん向け。親しみやすい1冊です。
9. はらぺこあおむし ボードブック版(エリック・カール)
みんな大好き「はらぺこあおむし」も、ボードブック版なら赤ちゃんでも安心して触らせられます。カラフルな絵に夢中になる子も多いです。
10. 布絵本シリーズ(My Quiet Book など)
布で作られた絵本は、赤ちゃんにとって安心して触れるアイテム。触ったり動かしたりできるので、自分で絵本を「体験」できるのが楽しいですよ。
【1歳】触って楽しむ!興味が広がる絵本の選び方とおすすめ10冊
1歳の子どもと絵本
1歳になると、赤ちゃんの成長はますます目覚ましくなりますよね。歩き始めたり、言葉を話し始めたり…!この時期は、周りの世界への興味がどんどん広がっていく頃です。
絵本もただ「見る」だけではなく、「触って遊ぶ」ことが大好きになる時期。しかけ絵本やページをめくる楽しさを通じて、子どもの手や指の感覚も育まれていきます。また、「バナナ」「ワンワン」などの身近な言葉を絵本で聞き取ることで、少しずつ言葉の世界を広げることができるんです。
1歳向け絵本を選ぶポイント
1歳の子どもには、「遊びながら学べる」絵本がおすすめです。特に次のポイントを押さえると、より楽しく読めると思います!
- 動きのあるしかけ:めくる・引っ張る・動かすといったしかけがあると夢中になります。
- 身近なテーマ:動物、食べ物、日常生活など、子どもが共感しやすい内容が人気。
- 短い文章でリズム感があるもの:言葉のリズムや繰り返しがあると、子どもも聞き取りやすいです。
この時期はまだ集中力が長く続かないことも多いので、短めの絵本を選んで、親子で一緒に楽しめる時間を作りましょう。
1歳向けおすすめ絵本10冊
ここからは、1歳の子どもにぴったりのおすすめ絵本をご紹介します♪日常の中で親しみやすい内容を中心に選んでみました。
1. だるまさんが(かがくいひろし)
だるまさんシリーズは、大人気の1冊。「だるまさんが…どてっ!」と転がったり、ユーモラスな動きに子どもが思わず笑顔になります。繰り返しのリズムも楽しいですよ。
2. ノンタンシリーズ(キヨノサチコ)
「ノンタンおしっこしーしー」や「ノンタンおやすみなさい」など、1歳の子どもが共感しやすいテーマがたくさん!短い文章とかわいいキャラクターで親しみやすいシリーズです。
3. くっついた(三浦太郎)
赤ちゃん向けでも人気の1冊ですが、1歳の頃にもおすすめ!「くっついた!」の後に、子どもと一緒に遊ぶと楽しさ倍増です。
4. もいもい(市原淳・開一夫)
赤ちゃん学の研究者が監修した、赤ちゃんが興味を持つ絵柄がぎゅっと詰まった絵本。シンプルなデザインながら、不思議と何度も繰り返し読んでしまう魅力があります。
5. しろくまちゃんのほっとけーき(わかやまけん)
子どもが大好きな「しろくまちゃんシリーズ」から、特に人気の1冊。しろくまちゃんがホットケーキを作る工程が描かれていて、まるで一緒にお料理している気分になれます。
6. ねこガム(森あさ子)
ポップな色使いと独特のタッチが魅力的な絵本。ページをめくるたびに出てくる動物たちがかわいらしく、親子で一緒に楽しめます。
7. いろいろバス(新井洋行)
「赤いバスにはリンゴが乗っています」「黄色いバスにはバナナが乗っています」など、色と食べ物を組み合わせた楽しい絵本。バスに興味を持つ子どもにおすすめです。
8. いっしょにあそぼ あかちゃんえほんシリーズ(柳原良平)
赤ちゃん絵本のシリーズで、「がたん ごとん がたん ごとん」など、1歳の子どもが大好きなリズム感のある絵本が揃っています。
9. めくってごらん しかけえほん(サラ・バンヤ)
しかけをめくると動物が登場する、1歳向けのしかけ絵本。自分でページをめくりたくなる工夫が満載です。
10. あっちゃんあがつく たべものあいうえお(さいとうしのぶ)
食べ物がテーマのあいうえお絵本。「りんご」「すいか」など、子どもが知っているものがたくさん出てきて、言葉遊びにもつながります。
【2歳】言葉と感情が育つ!ストーリー性のある絵本の選び方とおすすめ10冊
2歳の子どもと絵本
2歳になると、言葉が急に増え始めたり、自分の気持ちを表現するのが少しずつ上手になってきますよね。「ママ、これなあに?」「もういっかい!」なんて言葉が毎日聞けるようになると、子どもの成長がますます楽しく感じられるのではないでしょうか。
この時期は、短いストーリーがある絵本や、子どもの感情に寄り添った内容の絵本が特におすすめです。絵本を通じて、新しい言葉を覚えたり、自分と似たような状況のキャラクターに共感する力が育まれていきます。また、親子で同じストーリーを楽しむことで「一緒に笑う」「一緒に驚く」といった素敵な体験が共有できますよ*
2歳向け絵本を選ぶポイント
2歳の子どもにぴったりの絵本を選ぶときは、次のようなポイントを意識してみてください。
- 身近なテーマ:子どもが日常の中で経験している場面を描いた絵本は、共感しやすく喜ばれます。
- 少し長めのストーリー:言葉が増える時期なので、1歳の頃よりも少し長い文章や物語が楽しめるようになります。
- 感情を引き出す内容:喜びや驚き、ちょっと怖いお話など、感情に働きかける絵本がおすすめです。
この時期はまだ「読んで!」と何度も同じ本をせがむことが多いですが、それが言葉の定着やストーリー理解の助けになります。ぜひ繰り返しを楽しんでくださいね。
2歳向けおすすめ絵本10冊
1. はらぺこあおむし(エリック・カール)
世界中で愛されている名作。カラフルな絵や「ちょうちょになる」というシンプルなストーリーが子どもの心をつかみます。穴あきのしかけも楽しいですよ。
2. ねないこだれだ(せなけいこ)
「夜おそくまで起きていると、オバケになっちゃう!」というお話。ちょっと怖いけれどクセになる1冊で、「寝る時間」を教えるきっかけにもなります。
3. だるまさんシリーズ(かがくいひろし)
2歳にも引き続きおすすめのだるまさんシリーズ。「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」の3冊セットで楽しむのも◎。
4. おおきなかぶ(A・トルストイ作)
「うんとこしょ、どっこいしょ」という掛け声が楽しく、家族みんなで声を合わせて楽しめる絵本。リズム感のある文章で何度でも読んでしまいます。
5. わたしのワンピース(にしまきかやこ)
お花畑の中でうさぎがワンピースを作るお話。ふんわりしたタッチのイラストと、どんどん変化していくワンピースがとっても魅力的です。
6. どうぞのいす(香山美子)
動物たちが「どうぞ」と次々に食べ物を置いていくお話。優しい気持ちが育まれる、心がほっこりする1冊です。
7. くだもの(平山和子)
シンプルだけどインパクト抜群の絵本。リアルな果物のイラストが特徴的で、「りんご」「ぶどう」など、名前を言いながら楽しめます。
8. ノラネコぐんだん パンこうじょう(工藤ノリコ)
パン工場でイタズラするノラネコたちが巻き起こす大騒動が楽しい1冊。最後にはしっかり反省する、面白くてためになる絵本です。
9. きんぎょが にげた(五味太郎)
どのページにも「隠れているきんぎょ」を探す遊び絵本。何度も繰り返し読んでも楽しめて、親子で一緒に探す時間が盛り上がります。
10. うずらちゃんのかくれんぼ(きもとももこ)
うずらちゃんとひよこちゃんがかくれんぼをする可愛らしいお話。ふんわりしたイラストが子どもたちにも大人気です。
【3歳】想像力を伸ばす!世界観を楽しめる絵本の選び方とおすすめ10冊
3歳の子どもと絵本
3歳になると、子どもたちは言葉もぐんと増えて、日常の中で「どうして?」「なぜ?」という質問をたくさんするようになりますよね。この時期は、好奇心や想像力がぐんぐん育つ時期でもあります。絵本を読むことで、子どもたちの中にある「もっと知りたい!」という気持ちや、心の中に広がるイメージをさらに豊かにすることができます。
また、自分の好きなキャラクターや物語を通じて、感情移入する力も伸びていく頃。少し長めのストーリーや、ファンタジー要素がある絵本を取り入れると、絵本の世界にどっぷりと入り込んで楽しめるようになります。
3歳向け絵本を選ぶポイント
3歳の子どもに絵本を選ぶときには、次のポイントを意識すると、より楽しんでもらいやすくなります!
- 少し長めの物語:ストーリー性のある本に興味を持つようになるので、短い絵本から少しステップアップしてみましょう。
- 冒険やファンタジー要素:実際には体験できないような不思議な世界や冒険が描かれた絵本もおすすめ。想像力がぐんぐん広がります!
- 心に響くテーマ:友だちとの関わり方や、困難を乗り越えるお話など、感情に訴えかける内容も人気です。
3歳になると、自分の好みがはっきりしてくる子どもも多いので、「どれが読みたい?」と一緒に選ぶ時間を楽しむのも素敵ですね*
3歳向けおすすめ絵本10冊
1. ぐりとぐら(なかがわりえこ・やまわきゆりこ)
青い服のぐりと、赤い服のぐらが森で見つけた大きなたまごで作るカステラのお話。シンプルながら温かいストーリーで、親子で楽しめる1冊です。
2. しろくまちゃんのほっとけーき(わかやまけん)
「ほっとけーきをつくる」という身近なテーマが描かれた絵本。工程が丁寧に描かれているので、親子で一緒に料理をしたくなるお話です。
3. バムとケロのにちようび(島田ゆか)
ユーモアたっぷりのイラストとストーリーが特徴の「バムとケロ」シリーズ。この本では、日曜日をのんびり過ごす2匹の楽しい日常が描かれています。
4. スイミー(レオ・レオニ)
小さな魚スイミーが、仲間たちと一緒に力を合わせて大きな魚に立ち向かうお話。美しいイラストと勇気をくれるストーリーで、親子で何度も読みたくなる名作です。
5. はじめてのおつかい(筒井頼子・林明子)
お母さんに頼まれてひとりでおつかいに行くみいちゃんのお話。少しドキドキしながらも、一生懸命頑張る姿に共感する子どもも多いはずです。
6. ノラネコぐんだん パンこうじょう(工藤ノリコ)
いたずら好きなノラネコたちがパン工場で大暴れする、ユーモラスなお話。最後にはしっかり反省する姿が可愛らしく、子どもたちに大人気です。
7. いやいやえん(中川李枝子・大村百合子)
子どもたちの「いやいや」という気持ちに寄り添いつつも、ちょっと冒険心をくすぐるストーリー。お友だちとの関係性が描かれているので、3歳の子どもに共感されやすい1冊です。
8. わすれられないおくりもの(スーザン・バーレイ)
年老いたアナグマが仲間たちに遺した温かい思い出を描いた絵本。少し切ないけれど、感動的なストーリーが心に残ります。
9. どろんこハリー(ジーン・ジオン)
どろんこ遊びが大好きな犬のハリーが繰り広げる冒険のお話。ユーモアたっぷりで、子どもたちが思わず笑顔になる1冊です。
10. ふしぎなナイフ(中村牧江・和田誠)
1本のナイフが次々に変化する様子をユーモアたっぷりに描いた絵本。不思議な展開に子どもの想像力が刺激される1冊です。
【4歳】心の成長をサポート!感情豊かな絵本の選び方とおすすめ10冊
4歳の子どもと絵本
4歳になると、子どもたちは友だちとの関わりや自分の気持ちを表現する力がグッと伸びてきます。「これ、どう思う?」「これやりたい!」といった会話が増えたり、少しずつ周囲の感情にも気を配れるようになってくる頃ですね。
絵本を読むことで、「自分の気持ち」と「他人の気持ち」に触れるきっかけを作ることができます。ちょっと感動するお話や、困難を乗り越えるキャラクターのストーリーは、子どもの心にじんわり響き、内面の成長を助けてくれますよ。また、自分で絵本を読む楽しさに目覚める子も多い時期ですので、「読む」「聞く」両方を楽しむ時間を意識してみてくださいね♪
4歳向け絵本を選ぶポイント
4歳の絵本選びは、感情や想像力をさらに広げられるようなものがおすすめです。選ぶときのポイントはこちら♪
- 共感できるストーリー:キャラクターの気持ちを理解したり、感情移入しやすいお話が人気です。
- 冒険や挑戦のテーマ:新しいことに挑むキャラクターに刺激を受ける時期なので、冒険のお話もおすすめです。
- 読んであげても、自分で読んでも楽しめる本:ひらがなが読めるようになる子も増えてくるので、「自分で読む」時間も意識した本が◎。
この時期は、一緒に絵本を読むだけでなく、「どんなお話だった?」と感想を聞いてみると、子どもの思考がぐんと広がりますよ。
4歳向けおすすめ絵本10冊
1. バムとケロのおかいもの(島田ゆか)
バムとケロシリーズの中でも人気の1冊。お買い物中に起こる小さな冒険が可愛らしく、ページをめくるたびに「次はどうなるの?」とワクワクします。
2. ぐるんぱのようちえん(西内ミナミ)
ちょっぴりドジな象のぐるんぱが、いろいろな仕事に挑戦して成長していくお話。失敗しても大丈夫!と励まされる温かいストーリーです。
3. おしいれのぼうけん(古田足日・田畑精一)
ちょっぴり怖いけれど、ドキドキがクセになる冒険絵本。押入れの中の不思議な世界に子どもも夢中になります。
4. 100かいだてのいえ(いわいとしお)
縦にページをめくって読む、100階建ての家が舞台のお話。住んでいる動物たちが次々に登場する様子が楽しく、どの階も見どころいっぱい♪
5. おべんとうバス(真珠まりこ)
バスに見立てたお弁当箱に、どんどん食べ物が乗り込んでいく可愛い絵本。「おにぎりさん、のりまーす!」など掛け声を楽しみながら読めます。
6. まほうのえのぐ(にしむらあつこ)
絵の具の不思議な力でどんどん世界が広がるお話。カラフルで美しいイラストが印象的で、創造力が刺激される1冊です。
7. おおかみと七ひきのこやぎ(グリム童話)
昔から読み継がれるグリム童話。ちょっぴりハラハラする展開と、最後にこやぎたちが力を合わせておおかみに立ち向かう姿が魅力です。
8. はなをくんくん(ルース・クラウス)
冬眠中の動物たちが、春の香りを感じて少しずつ目覚める様子を描いた絵本。優しく穏やかなストーリーが心に残ります。
9. そらまめくんのベッド(なかやみわ)
そらまめくんのお気に入りのベッドがなくなり、それを探しに行くお話。登場する豆たちの個性豊かなキャラクターが楽しい1冊です。
10. モチモチの木(斎藤隆介・滝平二郎)
勇気をテーマにした感動的なストーリー。「怖いけど頑張る」という気持ちが、子どもの心にじんわり響きます。
【5歳】「考える力」を伸ばす!知識と好奇心を育てる絵本の選び方とおすすめ10冊
5歳の子どもと絵本
5歳になると、子どもたちは知識欲が高まり、「どうしてこうなるの?」「これってどういうこと?」という「なぜ?」が日常会話にたくさん出てきますよね!また、これまで読んできた絵本を通してストーリーを理解する力や、自分なりに考える力も育まれている時期です。
この時期の絵本は、物語性のあるものだけでなく、図鑑や科学絵本など「知識」を刺激する内容もおすすめです。また、「少し長い絵本」を選ぶことで、集中力を伸ばすきっかけにもなりますよ。「一緒に読んでみる?」「これ、自分で読んでみる?」と声をかけながら、絵本の楽しみ方をさらに広げていきましょう♪
5歳向け絵本を選ぶポイント
5歳になると、子どもの興味や好みが多様化してきます。「好きなもの」「興味があるテーマ」を大切にしながら、こんなポイントを意識すると良いですよ◎
- 少し長めの物語や章仕立ての絵本:長いストーリーにも集中できるようになってくるので、じっくり楽しめるお話を選んでみてください。
- 知識や学びを深められる内容:図鑑や科学絵本など、好奇心を刺激するものがおすすめです。
- 自分で読む力をサポートする本:ひらがなやカタカナを学び始めた子ども向けの「読みやすいフォント」の絵本や簡単な本も◎
この時期は、親子での「読み聞かせ」に加えて、子ども自身が「自分で読む」ことを応援する時間も増やしてみましょう♪
5歳向けおすすめ絵本10冊
1. わすれられないおくりもの(スーザン・バーレイ)
アナグマが仲間たちに残した温かい思い出を描いた感動的な物語。死別というテーマを優しく伝えながら、大切なものを考えさせられる1冊です。
2. ミッケ!シリーズ(ジーン・マルゾーロ/写真:ウォルター・ウィック)
写真の中に隠れているアイテムを探す絵本。集中力と観察力が鍛えられると同時に、親子で「どこにあるかな?」と一緒に楽しむ時間が作れます。
3. せいめいのれきし(バージニア・リー・バートン)
地球の誕生から恐竜の時代、人類の登場までを美しいイラストで描いた1冊。壮大なスケールのお話に子どもの好奇心が刺激されます。
4. ぼくにげちゃうよ(マーガレット・ワイズ・ブラウン)
「ぼくが逃げたらどうする?」と問いかける子どもと、それを受け止めるお母さんの愛が描かれた物語。母と子の深い絆を感じられる1冊です。
5. 100万回生きたねこ(佐野洋子)
100万回生きて、100万回死んだ猫が、最後に本当に大切なものを見つけるお話。深いテーマに、大人も子どもも心を動かされる名作です。
6. ふしぎの図鑑(高橋書店シリーズ)
「どうして?」「なぜ?」という子どもの疑問に答える図鑑。カラフルなイラストと簡潔な説明で、楽しみながら知識を広げることができます。
7. かいじゅうたちのいるところ(モーリス・センダック)
いたずらっ子のマックスが「かいじゅうの王様」として冒険を繰り広げるお話。少し不思議でダイナミックなストーリーが、想像力をかき立てます。
8. はじめてのキャンプ(林明子)
キャンプに出かける家族を描いたリアルなお話。初めての経験にドキドキする主人公に共感しながら、冒険心を育てられる1冊です。
9. ふしぎなキャンディーやさん(寺村輝夫)
不思議な力を持つキャンディーが登場するファンタジー絵本。子どもたちの想像力をかきたてる楽しいストーリーです。
10. どうぶつクイズブック(デズモンド・モリス)
動物に関する簡単なクイズを通じて、生き物の知識を深められる1冊。大人も一緒に楽しめる内容で、親子で盛り上がること間違いなしです♪
絵本は親子で楽しむ最高のコミュニケーションツール!
いかがでしたか?この記事では、0歳から5歳までの子どもたちの成長に寄り添った絵本の選び方や、おすすめの本をご紹介しました。それぞれの年齢で楽しめる絵本は違いますが、どんな絵本も親子で一緒に楽しむ時間が何よりも大切です。
赤ちゃんのころは色や音に反応し、1歳では触ったりめくったりして楽しみます。2歳で言葉と感情が育ち、3歳では想像力が大きく広がり、4歳では心豊かな物語を味わい、5歳では考える力や知識欲がどんどん伸びていきます。このように、絵本を読む時間は、その時々の成長に合った大切な体験を子どもたちに与えてくれるんですね。
また、絵本を読むことは、ママやパパにとっても子どもの成長を感じる時間になると思います。「こんな絵本が好きなんだ!」と気づいたり、「こんな言葉を覚えたんだ!」と驚いたり、日常の中にたくさんの幸せを発見できるはずです。
この記事でご紹介した絵本の中に、親子で気に入る1冊が見つかればとても嬉しいです*
絵本選びで迷ったときは…
- お子さんの「今の興味」を大事にしてみてください。
- 定番の絵本もいいですが、新しいテーマの本にもチャレンジしてみましょう!
- どんな本を選んでも、「親子で一緒に楽しむ時間」を作ることが何より大事です♪
絵本を通じて、子どもたちの笑顔がもっともっと増えるお手伝いができれば幸いです。「これ面白そう!」と思った絵本があれば、ぜひ次の読み聞かせタイムに取り入れてみてくださいね。
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